幼稚園ブログ
幼稚園ブログ
そろばん
年長組の教室から聞こえてくるパチパチという音、それはそろばんの音。
先生の「願いましてはー」の声で、一斉にそろばんを弾く心地のよい音が聞こえてきます。
塚本幼稚園では、年中組からそろばんの授業を行っています。
そろばんは、江戸時代の寺子屋から始まった「読み書きそろばん」という日本独自の教育文化で、日本人の「心・技・体」を整え、現在の精神性の高さに大きな影響を与えたと考えられています。
塚本幼稚園の先々代の理事長である、森友寛先生が、そろばんの師範で幼稚園設立前にそろばん塾をされていたこともあり、現在に至るまで、授業として取り入れています。
≪ そろばんは、数字を珠に置き換えて目で見て、指で動かして、頭でイメージしてと、人間の感覚を駆使して計算力を身につけます。
そろばんを行うことによって、記憶力・忍耐力・イメージ力・人間力・集中力・計算力という沢山の力がつきます。
また、「指先は外に出た脳」とも言われ、指先トレーニングによって脳を育てます。
今では、右脳トレーニングというものもたくさん紹介されていますが、そろばんを弾くことによって、珠算式の暗算ができるように
なり、右脳が活性化されると言われています。珠算式の暗算とは、右脳を活用するため、答えを導き出すときのパターンを長期記憶するこ とで、「記憶力」が身につくといわれています。左脳を使う算数式暗算と同時に行うことで、右脳も左脳も鍛えられるのです。 ≫
年中の初めは、指の使い方から始まり、1円2円・・・と弾いていく練習を行います。(どちらかといえば興味を引き出す楽しい遊びのような授業です☆) 身についてワクワクしてくると少しだけレベルアーーップ!! 一つ一つ丁寧に問題を解いていき、そろばんの基本を学びます。
年長にもなると、基本的な事柄が身に付き、そろばんを弾く音も一人前です。読み上げ算や、見取り算に積極的に取り組む様子が見られるようになり、プリントの問題が解けた子から、先生のところで答え合わせをしていただく姿が見られるようになります。「御明算!!!」「全問正解!!」という言葉に「やったー!」という歓声も聞こえてきます。なかには、もう既に暗算ができる子もいますよ。
先日、お買いものに出かけたとき、商品の値札をみて自分で計算して持っているお金が足りるのかを考えて買っている子どもたちを見て、ほかのお客様に驚かれました(*^_^*)実際に見て頂けてよかったです☆幼稚園で学んだことが普段の生活のなかで生かされていることが大切だと思っています。今後の成長も楽しみです♪
園長室には、先々代理事長先生が実際にお使いになられていた127ケタの長算盤もあり、年長組になると、授業で使わせていただけるということが、一つの憧れでもあります。
幼稚園での授業一つ一つで得られた達成感、喜びの一つ一つが、人間としての次への成長のステップになることと思います。
8月8日は、そろばんの弾くときの「パチパチ」という音の語呂合わせが由来と言われる、「そろばんの日」です。保護者の方も昔を思い出して、お子様と一緒にそろばんを弾いてはいかがでしょうか?
資料請求・お問い合わせ
- 資料請求・入園や各種体験授業など、お気軽にお問い合わせください。
-
06-6301-2166(受付時間 平日9:30〜17:00)